2007年7月13日
この週末、愛知県豊田市のスカイホール豊田(豊田市総合体育館)で、フェドカップ・ワールドグループ・プレーオフ日本−ドイツ戦が行われる。開幕前日の13日に組み合わせ抽選が行われ、単複の出場選手と試合順が決まった。日本はこの対戦にワールドグループ残留をかける。グループ2の1回戦でクロアチアを破りプレーオフに進出してきたドイツは、2年ぶりのグループ1復帰を目指す。

日本の植田実監督は、フェド杯初代表の19歳、高雄恵利加(WTAシングルスランキング146位)と17歳の森田あゆみ(156位)をシングルスに起用。ダブルスは、2年ぶりに代表に復帰した藤原里華(490位)と初代表米村知子(278位)の25歳ペアで臨む。4月のフランス戦で初出場を果たした森田は、シングルスではこれが初戦となる。なお、すでに発表されているように、フランス戦に出場した杉山愛は右足うおのめの治療のため欠場。また、森上亜希子と中村藍子は来年の北京五輪をにらみ、ランキングを上げるために個人戦を優先するとして出場を辞退した。
「今、持っている自分の力を思いっきり出して、とにかく頑張りたい」と高雄。森田は「今回は日本での対戦ということで楽しみにしていた。ドイツは(個人戦での)ランキングも私たちより上なのでタフな試合になると思うけれど、応援してくれる方もたくさんいると思うので、その力も借りて、自分のベストを尽くして勝ちたいと思います」と決意を述べた。
植田監督は「新しいメンバーで臨むことになったが、この対戦はこれからの日本テニスの将来を占ううえでも大切な試合になる。選手たちは代表入りの機会をずっと待っていたはずなので、このチャンスを自分自身の糧にしてもらいたい」と抱負を述べた。
ドイツも若いチームだ。初日第1試合で高雄と対戦するタチヤナ・マレク(93位)、森田と当たるアンジェリケ・ケーベル(73位)とも19歳。ダブルスに出場するアンドレア・ペトコビッチ(103位)も19歳。最年長のパートナーのアンナレナ・グローネフェルト(140位)でも22歳だ。ランキング最上位(33位)のマルチナ・ミューラーはチームに選出されていない。
現役時代には11年にわたって代表を務めた、ドイツのバルバラ・リットナー監督は「日本は杉山や森上を欠いているが、そのことで我々が有利とは言い切れない。ランキングの数字は関係ない。相手にはホームの利もあるので、私たちはベストを尽くさなければ勝てないだろう。日本を離れるときには、ワールドグループ復帰を決めているようにしたい」と語った。
両チームの対戦成績は日本の1勝5敗。日本の1勝は96年、有明コロシアムでの対戦(ワールドグループ1・1回戦)。伊達公子、沢松奈生子、長塚京子、杉山愛の活躍で、シュテフィ・グラフ、アンケ・フーバーのドイツチームを破ったもの。
※フェドカップ・ワールドグループの対戦は、初日にシングルス2試合、2日目に対戦相手を入れ替えてシングルス2試合、引き続きダブルス1試合が行われ、先に3勝を挙げたチームの勝利となる。なお、出場選手はフェド杯の規則に基づき、今後変更される可能性がある。
日本テニス協会広報委員会委員・フリーライター 秋山英宏