2007年7月14日
「ニッポンチャチャチャ!」の大声援の中、昨年の全日本選手権覇者、高雄恵利加が第1試合に登場。ドイツのタチヤナ・マレクと対戦した。共に19歳、WTAランキングは高雄の146位に対して、マレクは93位(7月9日付)だが、高雄にはホームのアドバンテージがあった。高雄は観客の熱い声援を背に上々の立ち上がりを見せる。テンポの速いストロークが次々に決まり、序盤は高雄ペース。第4ゲームをブレークし、ゲームカウント3-1。日本の応援一色の観客席は一気に盛り上がる。
しかし第5ゲームでマレクがブレークバックすると、試合の流れはたちまちドイツへ。自らのサービスゲームでは武器であるサーブを最大限に、リターンゲームではフォアハンドからの強打、スライスなど多彩なコンビネーションで高雄を揺さぶった。続く第7ゲームもブレークし、第1セットは6-4でマレクが先取した。
何とか挽回したい高雄は第2セット、序盤こそ本来の攻撃的なプレーを見せるものの、マレクの緩急を生かしたプレーの前にリズムをつかみきれない。勝負の行方を左右する重要な局面で確実にポイントを稼ぐマレクに対して、高雄はミスが目立った。セットの中盤以降はマレクが試合を完全に支配した。
試合後のインタビューでマレクは「フェド杯では2度シングルスで出ているが、いずれも日曜日(第2日)。初日の第1試合は初めてでもあり緊張したが、勝ててハッピー」と語った。一方の高雄は「自分のプレーの半分しか出せなかった。勝てた相手だと思うが、しつこいプレーについていけなかった。実際にプレーしてみて会場の雰囲気は分かったので、明日は自分のプレーをするだけ」と淡々と感想を語った。
成瀬悦朗