2009年4月25日
【第1日】フェドカップ・ワールドグループ2プレーオフ、日本-ポーランド戦はグディニャのアルカスポーツクラブで開幕。日本は第1試合で杉山愛がウルシュラ・ラドワンスカを圧倒したが、第2試合の森上亜希子はアグニエシュカ・ラドワンスカに敗れ、1勝1敗となった。日本は26日のシングルス2試合と最終試合のダブルスにワールドグループ2残留を懸ける。
[シングルス1] ○杉山愛 6-3,6-1 ●ウルシュラ・ラドワンスカ
立ち上がり、2つのブレークで3-0とした杉山は、そのリードを守って6-3で第1セットを先取。第2セットも一方的な展開となり、5-1からのサービスをラブゲームでキープした杉山がストレート勝ちを収めた。杉山は尻上がりに調子を上げ、危なげない試合運びだった。ラドワンスカ姉妹の妹ウルシュラには立ち上がりから硬さが見られ、ショットが安定しなかった。会見で「地元の大観衆の前でプレーするのは難しかった」と振り返ったが、緊張からかラケットが振り切れず、違和感を最後まで引きずっていた。
「大切な第1試合で、立ち上がりは緊張したが、ゲームが進むにつれて、やるべきことが見えてきた」と振り返った杉山。ショットやコースの選択、ダウンザラインに展開するタイミングが的確で、終始、攻撃的なプレーを貫いた。初戦の緊張感の中で、落ち着きが際立っていた。要因を尋ねると「いい準備ができていたこと、そして、チーム内でいいコミュニケーションがとれていて、試合をしていても『1人じゃない』と感じられ、安心感があった」とチームの後押しを強調した。
強敵ポーランドを向こうに回し、幸先のよい1勝。「あっこが久しぶりの試合だったし、私が第1試合で先に勝利し、いい形でバトンを渡したいと思っていた。結果が出てよかったです」と杉山。確かにチームを勢いづける完勝だった。
[シングルス2] ○アグニエシュカ・ラドワンスカ 6-2,6-1 ●森上亜希子
試合を終えた森上は、タオルで顔を覆ったまま、しばらく動かなかった。チームメートやプライベートコーチの原田夏希になぐさめられて、やっと立ち上がった森上は、そのまま練習コートに直行。しばらくボールを打って「ストレス解消」してから会見場に現れた。
「ふがいない試合」と森上の口調は厳しかった。昨年7月に左ひざを手術し、10カ月ぶりの公式戦だったが、復帰を白星で飾ることはできなかった。「久しぶりの試合という感覚はなかったが、試合中に修正できなかったのは、やはり試合数をこなしていないことが原因だったのかもしれない」と分析した。バックハンドに違和感があり、試合の中で感覚を取り戻すことができなかったという。「今は悔しい気持ちしかない」という森上だが、すぐに「この気持ちを、前向きに、次につなげていくしかない」と続けた。
〈村上武資監督コメント〉 「森上はクレーコートでは日本のベストプレーヤーであり、彼女なら何かやってくれると思って起用したので、後悔はない。ラドワンスカ姉はさすがにトップ選手だけあって、まったく隙を見せなかった。相手が上だった。だが、初日を終えて1勝1敗は上出来。特に杉山が、いいリズムで、テンポよく、素晴らしいテニス、彼女らしいテニスをしてくれたことが大きい。初日の結果には満足している。明日の選手起用は杉山のシングルス以外はどうなるか分からない。第2シングルスの起用は、すでに心の中では決めている。ダブルスは、この4人はどんな組み合わせでもできるので、選手の調子、疲労などを見ながら判断したい。チーム全員で勝利をもぎ取りたい」
明日、第2日は、対戦相手を入れ替えてシングルス2試合、ダブルス1試合が行なわれます。アウェーでタフな戦いを強いられている日本チームに、明日も応援よろしくお願いします!
第2日、26日 (日) 日本時間午後6時から
| 試合 | 日本チーム | ポーランドチーム | |
|---|---|---|---|
| Rubber3 | シングルス3 | 杉山 愛 | アグニエシュカ・ラドワンスカ |
| Rubber4 | シングルス4 | 森上亜希子 | ウルシュラ・ラドワンスカ |
| Rubber5 | ダブルス | 藤原 里華 森田 あゆみ |
クラウディア・ヤンス アリシア・ロソルスカ |