2010年2月3日
マレーシアの首都クアラルンプールでフェド杯アジア/オセアニアゾーンが開幕した。日本が属するグループ1では、8チームを2グループに分けて予選リーグ(ラウンドロビン)を行い、1位チーム同士が最終日の土曜日に決勝を行う。勝者は4月に行われるワールドグループ2の入れ替え戦に進出する。第1シードの日本は初日、インドネシアと対戦し、シングルスでクルム伊達公子と森田あゆみ、ダブルスの瀬間友里加/藤原里華組がいずれも勝利を挙げ、3-0で完勝した。
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グループ1の8チームの中ではやや力が劣ると見られていたインドネシアに、3試合ともストレート勝ち。まずは無難な船出と言っていいだろう。
第1試合はチームの2番手同士の対戦。初戦とあって森田は慎重な立ち上がりだったが、世界ランキング410位と格下の相手を問題にせず、ストレート勝ちを収めた。森田は「カウンターで低くて速いボールを返してくる選手だったので、ペースに慣れるまでは少し(多めに)ラリーをしていった。1試合通して落ち着いて冷静にプレーできて、いいスタートが切れた」と振り返った。
第2試合には、世界ランク62位と日本勢トップのクルム伊達が登場。同297位を相手にまったく隙のない戦いを見せた。「相手はスピードボールを持っているわけでもなかったので、付き合って打つよりも、練習も兼ねて、できるときにはネットプレーも入れながらプレーしようという気持ちはあった。少し気持ちに余裕もあったので、今後のことも考え、サービスやショットをいろいろ試したところもある」とクルム伊達。経験豊富な彼女らしく、土曜日までの長い戦いを見据えた“慣らし運転”といったところか。
第3試合のダブルスは、フェド杯の複で実績のある藤原と、初出場瀬間のペア。瀬間は何本かイージーミスはあったが、サーブやリターンなどに非凡なものを見せた。「試合が始まってからはそんなに緊張もしていなかった。藤原さんとダブルスを組むのは初めてだったので、まずはできることをやって攻めていこうと思っていた。2セット目からは息も合ってきた。藤原さんにカバーしてもらい、楽しくできた」と瀬間。藤原は「瀬間さんとは最初からいいコミュニケーションがとれた。初めて組んだとは思えないほど楽しくできた。気持ちで一本一本積み重ねていくのがフェド杯なので、最後までお互いに声を掛け合いながらできたのもよかった」と振り返った。
村上武資監督は「みな、集中して、いいプレーができた。ダブルスも、初出場の瀬間を藤原がよく引っ張った」と手応えを口にした。まずは上々の出足。難敵と見られていた中華台北、カザフスタンと別のグループに入ったことも日本には好材料だが、村上監督は「今日は3-0で勝てたが、明日以降はどうなるか分からない。侮れない相手ばかりなので、目の前の一戦一戦、一試合一試合をしっかり戦うだけ」と気を引き締めた。
(※世界ランキングは2月1日付)